タイ経済発展の条件 2
王室はタイ国民にとって精神的な求心力になっています。
政治的争いも階級闘争ではなく、政変的なものでしかなかったのも王室という存在があったからです。
さまざまな「革命」はありましたが、総じて政治は安定していました。
・・・こうしたなかで、タイは伝統的な漸進主義的政策をとり、緩やかながら、着実な歩みを続けたのです。
飛躍はなかったかも知れません。
しかし、失敗の少ない道を選んだことが成功につながったのです。
忘れられてならないのは、1960年に世界銀行の勧告が出されたことです。
勧告のポイントは、政府と民間の経済活動分野の区別でした。