タイ経済発展の条件
タイが1932年に立憲君主国となっていたことは、戦後政治の混乱を防いでいます。
・・・つまり、戦争による経済的、社会的戦禍も、国民同士が相争うことによる精神的戦禍もなかったのです。
そして、成長を求めながらも、農業国としての地位を失わなかったことです。
戦前、ビルマはアジアの食糧基地といわれていました。
しかし、ビルマ的社会主義を唱え鎖国的政策をとったそして、いつの間にか食糧基地たる地位を失ってしまいました。
また、工業化を急ぐあまりに、近代的プロジェクトの遂行を試みて失敗した国も多かったのです。
これに対し、タイは戦後の一時期を除き輸出にも十分な食糧生産を行ってきました。
農業は外貨を稼いだだけでなく、労賃コストの安定化を通じて工業化に大きな貢献を果たしたのです。
王室を中心にする政治的安定も重要です。