気になるヨーロッパ鉄道の等級と設備2
座席や寝台の等級は、一等と二等とに分かれている。
その背景には、身分や階級が均一ではなかったヨーロッパの古いしきたりをうかがえる。一部の列車にのみグリーン車が連結される日本とは違い、国際特急などでは一等車と二等車とがほぼ同量の場合もある。
ローカル線の鈍行にさえ、一等座席はほとんど用意されている。
パリの地下鉄でも、以前は五両編成の中央車両が一等車として使われていた。
車内の設備は二等車と変わりないが、通勤時にも空いているメリットがあった。
その反面、昼間や深夜は閑散としていて、連絡通路のない車内に治安が悪化する一方のため、今はオールニ等車の編成となり、伝統の灯は消えてしまった。